19年7月20日からJALが、8月1日から9月末までANAが、ブルドッグを始めとする短吻犬種の輸送を引き受けないと発表しました。
アイスクリームが溶けずに宅配される現代に、日本を代表する航空会社が犬の健康を維持したまま運ぶ能力がないと言う事ですよね。
他に遠距離輸送の手段が無い犬を輸送しないと言うのは社会的使命の欠如と言わざるを得ません。
輸送拒否の根拠として、これらの犬種の鼻腔の形状を取り上げ、運ぶ事が技術的に困難みたいな説明をしていますが、そもそも生き物と他の貨物とを同様に扱おうとするからそんな結論がでるのです。
一連のトラブルの原因は犬の方にあるのではなく、動物についての不勉強、愛護精神の欠如、係員の無知、怠慢、不注意が原因だと思います。
犬の入ったケージを炎天下、時には吹きさらしの滑走路に長時間放置する事も平気なんですから。
獣医に相談して犬種を決めたと言いますが、JALが相談した獣医はパグまでは安全でブルドッグは危険なんてアドバイスをしたのかしら。
ナンセンスとしか言いようがありません。
犬を安全に運べない航空会社なんて怖いと思いませんか・・。
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厳しいご指摘ですが、おおむね同感です。
生体輸送の受付けから引渡しまで、犬に適した保管場所の確保や温度管理を行なう事はコスト面で合わないのでしょう。
今や日本の航空会社そのものが呼吸(経営)困難の状況にあり、犬どころではないと言うのが本音だと思います。
航空会社の窓口の係員は犬の種類など知りませんから、ブルドッグを持って行っても「ビーグルです」と言えば通ると思いますよ。