近年、ペットトリマーの養成校がどんどん増えていますが、そもそもトリマーってそんなに必要なのでしょうか?
トリマーの就職事情って良いのですか?
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ペットトリマー養成校の新設が続いている背景には、やはり近年のペットブームがあります。
何となく、ペットに関する仕事は「良さそう」だと言う事で18才人口の減少をよそにペット関係の専門学校は生徒数を増やしています。
しかしトリマーがそんなに必要なのか?と言うと話しは別で、トリマーの資格を取った人が必ずしもトリマーになるのではないと言う事情があります。
専門学校はどこも「就職率100パーセント」と言いますが、就職を希望した人の就職率が100パーセントと言う意味です。(もちろん例外もあります)
トリマーと言うのは楽しそうに見えますが、実際は典型的な3K仕事です。
ペットショップは一般に小規模な商店が多く、土、日曜も休めず、社会保険も無いのが普通です。(もちろん例外もあります)
給与面で考えても、高卒で一般会社に就職した方が、高卒後トリマーの資格を取ってペットショップへ就職するよりも有利です。
必ずしも将来の進路を決めていない多くの若者が「なにげに」ペット専門学校に通っていると言っても良いような気がします。(もちろん例外もあります)
ペットと関係の無い一般の会社が社員を募集すると、トリマーの資格保持者がたくさん面接に来ると言うのが現代のトリマー事情です。
専門学校は若者文化を映す鏡のようです。
服飾、観光、福祉、エステ、ペットと人気科目が変化してきました。
少女に将来の「仕事」を聞いたら昔は「看護婦」「スチュワーデス」が普通でしたが、最近では「ケーキ屋さん」と「ペットショップ」が多いそうです。