散歩の途中で出会ういぬ友は「犬を毎日洗う」と言います。
毎日は行き過ぎだと思いますが、適正なシャンプーの頻度とは・・。
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残念ながら適正なシャンプーの頻度と言うものはありません。
日本人の清潔癖は有名で、外国人を日本に招くと「日本のテレビはシャンプーのCMばかりやっている」と笑います。
抗菌ボールペンなんて説明しても理解が得られません。
ペットショップに行くと「毎日洗い用シャンプー」なんて売ってますから勤勉な日本の愛犬家は自分の髪同様に犬の毛にパールの輝きを要求するのでしょう。
イギリスのやや古い犬の書物を読むと「犬は洗わない」のが原則のようです。
そもそも動物は自ら風呂に入りませんからね。
定期的にブラッシングを行う事で、犬の被毛の状態は最善に保てる、と言うのが正論です。
むしろシャンプーを繰り返す事の害について詳しく書かれています。
犬の皮膚や被毛の皮脂分を洗剤で洗い落とす行為は、皮膚の免疫を低下させ、皮膚病になる・・と言う具合です。
犬なのだから犬のにおいがして当たり前と言う訳です。
日本の書物には「シャンプーしないと皮膚病になる・・」と書かれたものが多いですから、誰か実験して結論を出してほしいです。
仮りにイギリス流が正しいにしても、日本人の生理感覚から行くと、おのずから「犬を洗わない」ことに限界があるようです。
月に何回などと決めずに、天気が良くて、気分も良くて、腰の具合も良くて、夕食の用意をしなくて良くて、時間が余っている日に洗う事にしてはいかがでしょう。
奥方様でない限りこんな日は月に1回くらいでしょう・・。