今年もペットの慰霊祭に参列して来ました。
毎年、参列する皆さんが受付でお布施を渡していますので、私もそうして来ました。
先日のニュースで、ペットの葬儀などはお寺が行う場合でも宗教行事ではないとの報道がありました。
とすると、あの沢山のお布施はどこに行くのでしょう
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宗教法人が執り行なった場合でも、現在ペットの葬儀や供養は宗教行為とは認められず、課税対象になります。
つまり、お布施名目であっても集まったお金は売り上げとして経理処理されます。
針供養や人形供養等は宗教行事と認められるのに、なぜペットの供養が宗教行事にならないのか、大いに怒っている人が居るのも理解できますよね。
現行法ではペットの葬儀は税務上、請負業に分類されます。
ペットの納骨堂を作ると、貸倉庫業になります。
さて実態を見てみると、針供養や人形供養を会社組織で経営する例はないでしょうが、近年ペットの葬儀のほとんどはビジネス(収益事業)として行われています。
仮りに、ペットの葬儀を宗教行為と認めた場合、許認可の関係で宗教法人しか運営できなくなる恐れがあり、逆に困る会社が沢山出て来ると考えられます。
税務当局が特に意地悪している訳ではなさそうです。
ちなみに神社でもおみくじは無税ですが、絵はがきを売ったら税金を払っています。