私はどちらかと言うと「犬」より「猫」派なんですが、猫専門店と言うのは採算が合わないものでしょうか?
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現在、猫は一般のペットショップで犬の「ついでに」売っている感があります。
私見ですが、猫の専門店が成り立ちにくい理由は以下のようなものだと考えています。
猫は犬よりもかなり野生に近い動物で、出産の季節変動が激しいことがあげられます。
年に何回か、夜中に猫が騒いでいる事がありますが、自然の環境ではあの時期の直後に出産ラッシュとなります。
もちろん繁殖を目的として飼育している猫のすべてが必ず同じ時期に発情するわけではないのですが、子猫は年間を通じて、余る時期と足りない時期があるのです。
この事は卸価格に大きく影響します。
つまり、入荷(価格)が安定しないため年間を通じて猫を販売するのはむずかしいと思います。
一般に「猫好き」と言われる人は、「犬好き」が犬種にこだわってペットショップを捜し歩くような傾向がないと思われます。
いつの間にか居ついた猫を飼育し、いつの間にか居なくなる事もやむを得ないみたいな・・。
「猫好き」は純血種である事にこだわらない人も多く、ショップで子猫に大金を投じる、愛猫家(?)はまだまだ少数派であると考えた方が無難です。(もちろん例外もあります)
猫の飼育開始の動機は犬とは大きく異なると思われます。
子供が欲しがるとか、一戸建てに越したとか、人間の散歩の友にとか、用心のためにとか・・、どうも犬が優勢ですよね。
家庭生活の中で「犬を飼いたい」と考える契機は定期的にありますが、家族が揃って「猫を飼いたい」と考える事はあまり無いような気がします。(もちろん例外もあります)
生体の分野では圧倒的に犬が優勢ですが、絵本や写真集、置物、家庭用品のデザインに使われるのは猫の方が多いです。
カレンダーなどは猫の方がたくさん売れるそうです。
いわゆる「猫グッズ屋」さんはどこの国でも繁盛しています。